ワクチン接種は「ジェンナー」の心で

    ワクチン接種は「ジェンナー」の心で(「院内報号外」令和3年8月6日)

         ~高齢者には慎重に、若者には安心を~

 

 訪問患者さんのワクチン接種が終了しました。今回、当院では、先行しているメッセンジャーRNAなどの核酸ワクチンについては、副反応への懸念から、訪問患者さんに限定して接種を行いました。様々な疾患を抱えた80代から90歳を超える方達が対象です。接種を予定していた方のうち二人の方が、脳出血腎盂腎炎で入院になってしまい、予定から外れました。常にこうした病気の危険にさらされているのが、訪問診療の対象になる患者さんです。そうした方達に、特に今回のようなワクチンを接種するには、慎重の上にも慎重を期して臨む必要があります。

 今回、2月中旬から7月初旬まで、この新しいワクチンを受けた方約3800万人のうち、556人の方が接種後に命を落としております。もちろん、関連性が認められないと思われる方もたくさんおられますが、接種当日や翌日に亡くなられた方が130人近くおられます。ワクチン接種の目的は、あらかじめ抗体をつくり、これから侵入してくるウイルスへの抵抗力を得ることにあります。ある程度の体力があると判断された方でなければ、この目的は達成されません。しかし、接種後短期間で亡くなられた方達の報告を見てみると、癌の末期で、ほとんど体力も残っておられないと思われる方や、老衰でいつ亡くなられてもおかしくない方が多いようです。このワクチンの副反応が未知であるならば、なおさらこうした方への接種は慎重であるべきではないでしょうか?

 また、現在、多くの一般の若い方達への接種がすすめられております。今回のワクチンは、将来的な副反応についてのしっかりとした検証が済んでいないまま接種が開始されており、今後何回もの接種が必要のようです。これから何十年もの人生を前にした若い方達が躊躇するのは当然です。

 ジェンナーが、我が子に天然痘のワクチン接種をしている有名な大理石の像があります。接種を受けている子供は決してすすんで受けているようには見えません。しかし、この像が時を越えて人々の感動を呼ぶのは、子供の健康と幸せを願うジェンナーの真剣な眼差しと、大きな暖かな心をそこに感ずるからではないでしょうか?もしジェンナーの心が「集団免疫獲得のためにお前達にも受けてもらわなければ困るんだ」、というものであったなら、おそらく一顧だにされない像だったと思います。

これから若い方達に接種を勧めるのであれば、それが、本当に、彼ら、彼女らの健康と幸せを願ってのものなのか、今一度、私達医療に携わる者は、また全ての大人達は、自身に問いかけてみる必要があるのではないでしょうか?

従来の製造法で作られるワクチンの登場や、重症化を防ぐイベルメクチンなどの安全な薬剤の普及が待たれます。

 

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(資料)ジェンナーによる我が子への天然痘ワクチン接種の像


                      くすのきクリニック 院長

 「くすのきの木陰から」(第5号)人口甘味料 (院内報。隔月発行)

 

 人口甘味料で太る? 「微糖」に御注意!

 

体重増加に悩む方や糖尿病の方の救世主として、人工甘味料は広く用いられております。砂糖の200倍~10000倍の甘さがあるにもかかわらず、血糖値を上昇させず、肥満も防止でき、しかも安価、という宣伝は消費者にも生産者にも、魅力的です。

しかし、最近、欧米を中心にこの人工甘味料の危険性についての研究が多数行われ、その結果、「血糖値を上げる」、「体重を増加させる」、「強い依存性を持つ」、「発がん性が否定できない」など、これまでメーカーが振り撒いてきたイメージとは異なる結果が次々と明らかになってきております。

その結果、アメリカでは、現在、様々な議論が行われております。しかし我が国では、ダイエット・コーラ、微糖コーヒー、スポーツドリンク、ノンアルコールビールなどの様々な飲み物や、菓子・食品に人工甘味料が大量に使われているにもかかわらず、あまり問題にされておりません。成分表に、「アスパルテーム」、「アセスルファムK」、「スクラロース」「ネオテーム」などの表示があるものには注意が必要です。

また、天然の糖分でも、肥満を悪化させる危険性を指摘されているものがあります。ミシェル・オバマオバマアメリカ大統領夫人)が先頭に立って、アメリカの子供達を肥満から守るために排除運動を展開しているトウモロコシ由来の甘味料です。アメリカでは過去50年の間に、清涼飲料水の消費が5倍に伸び、肥満人口が2倍以上になったのですが、その元凶がこの甘味料(コーンシロップ)だと言われております。

 我が国でも大量に使われておりますが、やはりあまり問題になっておりません。成分表に「果糖ぶどう糖液糖」、「ぶどう糖果糖液糖」「異性化糖」等の表示があります。甘い物を摂るときには、宣伝に惑わされず賢い選択が必要のようです。甘味には、疲労回復、気分転換の大切な効果がある一方、依存性もあります。過度に甘い物に頼らず、趣味や、体を動かすことでリフレッシュ致しましょう!

                             院長 廣部 芳晴

 

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<おしらせ>

*これから暑さが厳しくなって参ります。充分な水分と共に、塩分も多少多目に摂って、熱中症に注意しつつ、三密を避けて少しでも体を動かしましょう!(先日、男性にも「日傘」をおすすめする院長のエッセーが新聞に掲載されました。御笑覧ください)

*発熱のある方は、受診前に連絡をお願いします。

        045(833)5855  くすのきクリニック

   時間外・休診時の対応につきましては別紙をご覧ください。

 「くすのきの木陰から」(第4号) (院内報。隔月発行。https://kusunoki1999.hatenablog.com/entry/)

                                 

  筋力を維持し骨折を防ぎましょう!(サプリメントには御注意!)

 

転倒による骨折の原因として、骨粗鬆症と並んで忘れてならないのは「筋力の低下」です。骨を支える筋力が維持されていれば、少しくらいふらついても転倒に至らずにすみます。今回はこの筋力を維持・強化する方法についてお話しさせて頂きます。

 筋力を維持・強化する方法を一言で言えば、「筋肉のもとになる栄養素をしっかり摂ること」と、「筋肉に適度な刺激を与えること」になります。

まず、「筋肉の元になる栄養素」と言えば、「タンパク質」が頭に浮かぶことと思います。牛肉・豚肉・鶏肉・大豆製品などタンパク質を豊富に含むこれらの食品をしっかり摂ることは大切です。そして、これらと一緒に、ご飯やパン、イモ類などの炭水化物もしっかり摂りましょう。炭水化物を一緒に摂ることによってはじめてタンパク質は効率よく筋肉に取り込まれます。適度な脂肪分も必要です。というのは、炭水化物や脂肪などの、エネルギーになる栄養素が少ないと、筋肉は自分自身を分解してエネルギーを得ようとするため、結局筋肉はやせ細ってしまうからです。

よく、筋力をつけるために、炭水化物や脂肪の摂取を極力抑え、タンパク質を中心に摂っている方、中には肉に含まれる脂肪分を避けるため、大量のサプリメントプロテインサプリメント)を摂っている方がいますが、要注意です。効率よく筋力をつけるのを妨げるばかりでなく、タンパク質の摂りすぎは、腎臓や肝臓に負担をかけるからです。特に高齢者は腎臓の働きの低下している方が多いので、余計に注意が必要です。

 次に「筋肉への適度な刺激」と言えば「運動」です。全身の筋肉のうち7割が足の筋肉です。歩くことは一番効果的な筋肉への刺激になります。筋肉への刺激があって初めてタンパク質は効率的に筋肉に取り込まれます。歩くペースや時刻・時間はそれぞれの方が持っておられる御病気によって異なります。御自身に最もふさわしい歩き方で歩くことが大切ですので、御心配な方は御相談ください。

                             院長 廣部 芳晴

 

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<おしらせ>

 *当院では、今回の核酸(mRNA、DNA、ウイルスベクター)ワクチンについては、副反応が心配されることから接種は行いません。詳しくはパンフレットをご覧ください。

 

*「手洗い」、「うがい(+歯磨き)」、「マスク着用」の励行で、しっかり予防しましょう!

 

*「密閉」「密集」「密接」の3密を避けながら、できるだけ体を動かしましょう!

 

*発熱のある方は、受診前に連絡をお願いします。

        045(833)5855  くすのきクリニック

   時間外・休診時の対応につきましては別紙をご覧ください。

「くすのきの木陰から」(第3号) (院内報。 隔月発行。)   「新型コロナワクチンについて」

いよいよ新型コロナワクチンが登場し、接種が開始されております。今回のワクチンについては、多くの方が、期待と不安の入り混じった思いを抱いているのではないでしょうか?「95%感染を抑えられる可能性がある」、という速報が伝えられ、期待を膨らませられました。しかし、あまりにも短い期間で開発され、実際に接種が開始されていることに対する不安もまた大きいのではないのでしょうか。接種の順番が迫る中、私達は何を基準に、接種すべきかすべきでないかを判断したら良いのでしょう?

私は次のように考えております。もし今コロナに感染したら重症になりやすい、もともとの御病気を持っていて、しかも年齢的にも高齢者の範囲に入る方は、接種を選択されてもいいのではないかと考えます。重症になりやすい病気とは、「慢性の呼吸器疾患(気管支喘息慢性閉塞性肺疾患COPD))」、「コントロールされていない糖尿病」、「狭心症心筋梗塞」、「進行した腎臓病」などです。しかし、これらの御病気にも程度があります。御自身の状態については是非私の方にご相談ください。そして、これらに当てはまらない方、特にこれから結婚・妊娠を控えている方は、まだ長期的な未知の副作用が懸念されているワクチンですので、接種についてはしばらく様子をみた方が良いのでないかと考えます(従来の方法で作られるワクチンも、現在開発途上にあります)。

接種するしないにかかわらず、日常の感染予防が大切です。栄養と睡眠を充分にとり、3蜜を避けてしっかり歩くこと。もちろんマスク・手洗い・うがいも忘れずに。毎回申し上げることですが、このコロナを、御自身の生活習慣を見直すチャンスに致しましょう!

 *当クリニックの新型コロナワクチンに対する方針を改めて以下に記載致しました。

                                                                                                          院長 廣部 芳晴

 

<おしらせ>

 *2か月近くになる緊急事態宣言下で、皆様には精神・身体的にストレスが蓄積しておられることと思います。生活習慣病を抱えている方にとって、外を歩くことは是非とも必要なことで、不要・不急の外出にはあたりません。どうぞ、他の方のいないところでは、(花粉症の無い方は、マスクを外して、深呼吸をしながら)元気よく歩きましょう!

 

*「手洗い」、「うがい(+歯磨き)」、「マスク着用」の励行で、コロナ、インフルエンザをしっかり予防しましょう!

 

*発熱のある方は、受診前に連絡をお願いします。

        045(833)5855  くすのきクリニック

   時間外・休診時の対応につきましては別紙をご覧ください。

 

 

 

    「新型コロナワクチンに対する当クリニックの方針」

 

 我が国でも、新型コロナウイルスのワクチン接種が開始されました。

このワクチンについては情報が少なく、どのようなワクチンなのか理解が行き届かないまま接種が進められようとしております。

 大切な自分の体に入れる物については、御自分で責任を持たなければならないのは当然です。集団免疫獲得という政府の方針もありますが、御自身が後悔しないためにも、決して回りの雰囲気だけで接種を決めたり、強要されたりして決定してはならないと考えます。

 接種するか否かの判断材料は二つあるように思います。それは、「どのようなワクチンなのか?」ということと、「今自分は接種すべきなのか?」ということになるかと思いますので、以下に説明させて頂きます。

 

 1、どのようなワクチンなのか

 

   ①人類に初めて接種されるワクチン

 

 インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンのような、毒性を無くしたウイルスの一部を接種し、それに対して抗体を作るものとは全く異なる方法で作られたワクチンです。    

 コロナウイルスのスパイクタンパク質の設計図(核酸(遺伝子))を直接接種し、被接種者の細胞の中で同じスパイクタンパク質を作らせ、それによって抗体を作らせるワクチンです。

 これまで厳しい規制のもとでわずかに行われてきた遺伝子治療と同じ、もしくは、ファイザー社等の場合、更に新しいまったく経験のないメッセンジャーRNAという核酸を用いた、半年という短期間で作られた(通常は5~10年かかる)ワクチンです。

     

(ウイルスの回りを取り囲む突起が「スパイク」)

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     ②「被接種者」の遺伝子に影響を与える恐れがある

 

  遺伝子治療が厳しい規制の元に行われるのは、遺伝子が間違った場所に組み込まれ   た場合、癌を発生させたり、5~10年後に様々な影響が出現する恐れがあるからです。また、遺伝子組み換え食品が、各国で様々な規制を受けているのも、それらを摂取したことによる影響が、数年後もしくは、世代を超えて出現することが心配されているからです。今回のワクチンでは、遺伝子組み換え食品摂取を上回る人体への影響が懸念されます。

 「メッセンジャーRNAは、被接種者の遺伝子には影響を与えず、細胞内で分解される」と言われてはおりますが、まだ多くの人による検証が済んでおりません。

 

 2、今自分は接種すべきなのか?

 

  ①新型コロナウイルスに感染すると、高齢者は重症化しやすく、若年者はその危険  は少ないことがわかっております。

 

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 昨年11月の統計によれば、年代別の重症化率は上記の表の通りです。この表からすると、若い人ほど、この未知の副反応のリスクを持ったワクチン接種のメリットは少ないと考えられます。

   ②新型コロナウイルス感染症は、持病(基礎疾患)を持っている人ほど重症化しやすい。

  重症化しやすい基礎疾患は以下の通りです。一概に年齢によって判断せず、御自分のリスクとワクチンの安全性について主治医とよく相談して接種の判断をする必要があります。

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 3、従来の方法によって作られるワクチンも開発途上にある。

 

 現在、以下の通り、様々な方法でワクチンが作られつつあります。この中で、従来の方法で作られるワクチンは「不活化ワクチン」と「組み換えタンパクワクチン(成分ワクチン)」です。図にある通り、これらは承認に至るまで、まだ時間がかかります。しかし、大切なご自身の体に入れるものですので、少なくとも接種するなら、これらの、少しでも素性の知れたワクチンにすべきではないかと考えます。

 

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                                        (資料:Answers news(一部改変))

*「KMバイオロジクスの不活化ワクチン」と、「塩野義製薬、ノババックスの組み換えタンパクワクチン」が従来の方法によるワクチン

 

当クリニックにおきましては、これまで患者様に、当然のことですが、私自身が安全で有効と考える薬剤や注射や検査しかおすすめしてきませんでした。当クリニックのそうした方針からしますと、このワクチンは残念ながらその中に入りません。ただ、上記の情報をよく考えて、やはり、自分は今回接種したいとの御希望があれば、当院にても接種させて頂きます。どうか良くお考えの上ご選択頂ければ幸いです。

                         くすのきクリニック

                            院長 廣部 芳晴

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核酸(mRNA、DNA)ワクチンの若年者への接種は避けるべきでは?

 

我が国でも接種が始まった核酸(mRNA、DNA)ワクチンは、1年前までは、まだまだ実際の使用にはハードルが高い物だったとのことです。しかし、このコロナ旋風を機に、一気に一番手に踊り出てきました。

 原理的には、作物の遺伝子組み換えに使われる代表的な2つの手法に近いように思います。一定の割合で生ずる、組み換えミス、転写ミス、翻訳ミスに対しては、作物の場合は、それらは人為的に除去され、「寒さに強いトマト」など、目指す性質を持つものだけ残します。それでは人間の場合は?

 本来なら、これらのミスを限りなく少なくするために、一定期間の厳しい基準に基づいた検証が必要です。しかし、今回は、社会的・経済的な要請に押されて、わずか半年から1年という短期間で接種を開始しました。政府もマスコミも、長期的な副反応は見ないことにしているように思います。接種直後の副反応だけに焦点を当てて、ことさらその安全性を印象付けようとしているようです。

 これから何十年もの人生を歩んでゆく若い方が、優先接種の医療関係者には数多くおります。本当に今、このワクチンを、これら若い方達に接種していいのでしょうか?集団免疫という目的のために、高齢者ほど発症の危険が少ない若い方達に、将来の健康が危惧されるこの種のワクチンを接種して良いのでしょうか?

 緊急事態宣言などで、国民がこの問題についての十分な情報と時間を与えられないまま、接種のスケジュールだけが報じられ、一番大切なこのワクチンの本質についての議論が、ほとんどなされていないように感じます。

 ウイルス学者、免疫学者など専門の方は、もちろんこのワクチンの長期的な副反応については、全く分かっていないことを知っておられることと思います。そして、学問的な興味にもかられていることと思います。

しかし、今、このわずかな検証しか経ていない段階で、皆さんのお子さんにこのワクチンの接種をすすめられますか?

多くの国民は医療者を信頼して、医療界から問題が指摘されないのなら多分大丈夫だろう、と思われているのではないのでしょうか?国民の信頼を裏切ってはならないと思います。

 私自身は内科のクリニックを経営しておりますが、今回のワクチンについては、コロナへの感染により生命が脅かされ危険性のある方にのみ、もし御本人の希望があれば接種を勧めております。高齢者だからといって一律には勧めておりません。私は69歳で高齢者に分類されますが、患者さんに指導する立場でもありますから、高血圧の持病もしっかりコントロールしております。集団免疫の観点からすると非難されるかもしれませんが、私自身は、上記の理由から今回のワクチンを接種するつもりはありません。

 ここは拙速を避けて、少なくとも従来の方法で作られる「不活化ワクチン」「成分ワクチン」の登場を待つべきではないでしょうか?これらも遠からず臨床試験を終了すると聞いております。

 報道では、ワクチンの供給が遅れているとのことです。そうであればなおさら、接種を優先すべきは、重篤な基礎疾患を持っていて、しかもこのワクチンの安全性についての情報を理解した上で、なお希望のある方に限定すべきではないでしょうか?世界ではこのワクチンの供給が一部の先進国に独占されているとも聞きます。重い基礎疾患を持つ発展途上国の方に回してあげることも大切な国際協力になるのではないでしょうか?

 

 

 

Should young people be inoculated with nucleic acid (mRNA, DNA) vaccines?

 

 Nucleic acid (mRNA, DNA) vaccines, which are being used inoculation in Japan, were considered to impractical for actual use until a year ago. However, owing to COVID-19 sensation, this usage has jumped up at once.

In principle, I think it is similar to the two typical methods used for genetically modified crops. For crops that occur at a certain rate, such as mistake of recombination, transcription errors, and translation errors, they are artificially removed, leaving only those with the desired properties, such as "cold-resistant tomatoes."

So what about humans?

 

Originally, in order to reduce these mistakes as much as possible, verification based on strict standards for a certain period of time is required. However, this time, due to social and economic demands, we started inoculation in a short period of only half a year to a year. It seems like the government and the media have decided not to see long-term side reactions. It seems that they are trying to impress their safety by focusing only on the side reactions immediately after inoculation.

There are many young people who will live for decades to come, among medical personnel with priority vaccination. Is it really okay to inoculate these young people with this vaccine now? For the purpose of herd immunity, is it okay to vaccinate young people, who are less at risk of developing the disease as older people, with this type of vaccine, which is of concern for future health?

 

I feel that just as the state of emergency, etc., did not give the public enough information and time on this issue, only the vaccination schedule was reported, and there was little discussion about the essence of this vaccine, which is most important.

Specialists such as virologists and immunologists, of course, know that the long-term side effects of this vaccine are completely unknown. And I think you are also interested in academics with this situation.

But can your child be vaccinated with this vaccine now, after only this slight verification?

Isn't it supposed that many people trust medical professionals and think that it's probably okay if the medical community doesn't point out the problem? I don't think we should betray the trust of the people.

 

I myself run an internal medicine clinic, but I recommend this vaccine only to those who are at risk of life threatening complications due to the infection with COVID-19, if they wish. We do not recommend it uniformly just because it is an elderly person. I am 69 years old and classified as an elderly person, but since I am also in a position to instruct patients, I also control the chronic illness of hypertension. It may be criticized from the point of view of herd immunity, but I myself do not intend to get this vaccine for the above reasons.

Shouldn't we avoid the hassle and wait for the appearance of at least "inactivated vaccines" and "component vaccines" made by conventional methods? I have heard that these will soon be completed in clinical trials.

 

According to media reports, the supply of vaccines has been delayed. If so, shouldn't vaccination be prioritized only for those who have a serious underlying illness and who have an understanding of the safety of this vaccine and still wish to do so? I also hear that the supply of this vaccine is monopolized by some developed countries in the world. Isn't it important for international cooperation to send it to developing countries with serious underlying diseases?

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

院内報「くすのきの木陰から」(第2号)「コロナ」は生活習慣を見直すチャンス!

  「コロナ」は生活習慣を見直すチャンス!

 

新型コロナウイルスに対しては、「手洗い・マスク・行動制限による感染の防止」、「PCR検査などによる診断技術の普及」、「新薬やワクチンの開発による治療や予防」によって制圧が試みられております。

しかし、日々、生活習慣病の患者さんに向き合い、食事や運動のアドバイスを行っている者としてはいささか片手落ちの観があります。

人間には本来、外敵から身を守る力強い免疫システムがあります。その主役は神経と白血球です。外敵の侵入を神経が察知すると、そこに体のパトカーである白血球を送り込み外敵を排除します。コロナにもこのシステムで対処します。しかし、糖尿病・高血圧などの生活習慣病は、動脈硬化を促進し、血流を滞らせることによって、白血球が素早く目的地に到達することを妨げます。また侵入を察知する神経の働きも鈍らせます。

これら生活習慣病の主な原因は、食習慣の乱れ、睡眠や運動の不足です。新鮮な野菜を食事の最初にたくさん食べ、睡眠をしっかりとり、三密を避けて自分のペースでとにかく歩く。これだけでも血流はかなり回復します。その結果コロナなどの侵入に対する抵抗力が増し、さらには脳卒中、心臓病、癌などの命に関わる生活習慣病も防げます。こうした心がけは年齢を問わず有効です。さあ、この機会にご自分の生活習慣を見直してみませんか? 

 

                           院長 廣部 芳晴

 

<おしらせ>

 

 *インフルエンザワクチンの予防接種につきましては、多くの皆様の予約をキャンセルさせて頂かざるを得ず、大変ご迷惑をおかけ致しました。幸いその後供給不足が改善され、ほとんどの方に接種頂くことができました。困

   難な中、接種先を探して他院で接種頂いた皆様、不安な中、接種を待ちわびていらっしゃった皆様には深くお詫び申し上げます。

 

*「手洗い」、「うがい(+歯磨き)」、「マスク着用」の励行で、コロナ、インフルエンザをしっかり予防しましょう!

 

*「密閉」「密集」「密接」の3密を避けながら、できるだけ体を動かしましょう!

 

*発熱のある方は、受診前に連絡をお願いします。

        045(833)5855  くすのきクリニック

   時間外・休診時の対応につきましては別紙をご覧ください。

 

(参考)「COVID-19」重症化のリスク因子

     65歳以上の高齢者

     悪性腫瘍

     慢性閉塞性肺疾患COPD

     慢性腎臓病

     2型糖尿病

     高血圧

     脂質異常症

     肥満(BMI30以上)

     喫煙

     固形臓器移植後の免疫不全

 

  下線の疾患と「心疾患」「脳血管障害」は死亡する割合が高い

   (重症化因子と死亡因子は異なる可能性がある)

  「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」(4.1版)(P12 表2-1改変)

院内報「くすのきの木陰から」(第1号) 発行に寄せて

 


 

発行に寄せて

私が卒業した小学校の校庭にあった大きな「くすのき」がクリニックの名前の由来です。雲をつくような大きなくすのきに見守られながら遊び、その木陰にホッとした思い出がずっと心にありました。いつか地域の皆様が安心してくつろげる、あの「くすのき」のようなクリニックを作りたい、という夢がありました。

クリニックを開設してアッという間に21年が経ちました。振り返ってみると、地域の皆様のクリニックに寄せてくださる思いと、一生懸命力を尽くしてくれるスタッフが「くすのき」そのもので、その木陰で憩わせてもらっていたのは私だったのです。

今、時代は、心身の健康を維持することが次第に困難になってゆく方向に進んでいるように思います。農薬や化学肥料による食品の汚染、排気ガス放射能による環境汚染は、健康のおおもとである食事や生活環境を脅かしております。これらをこのままにしておいては、医療費が増大するばかりで、いずれ立ち行かなくなることでしょう。

これから私達がとるべき道は、日常生活の中でいかに賢い選択をしてゆくか、ということではないかと考えます。どのような食品を選んだら今の自分の体によいのでしょう?また何を積極的に行い、何を控えれば良い生活環境を維持できるのでしょう?日々の診療の中でお話しさせて頂いておりますが、「くすのき」の木陰で憩わせて頂いたことへの感謝の気持ちを込めて、この院内報「くすのきの木陰から」の中で、最新の情報も交えて少しまとめてお話しさせて頂けたら、と考えました。これからも皆様に更に健康ではつらつとした生活を送って頂くために!

                               院長 廣部 芳晴

 

<おしらせ>

 

 *インフルエンザワクチンの予防接種につきましては、供給量不足のため多くの皆様の予約をキャンセルさせて頂くことになってしまい、大変ご迷惑をおかけ致しました。深くお詫び申し上げます。一日も早く、全ての希望する方に接種頂けますよう関係各方面に働きかけておりますが、先日この間の事情についての院長の投稿が新聞に掲載されましたので、裏面に転載させて頂きます。

 

*「手洗い」、「うがい」、「マスク着用」の励行で、コロナ、インフルエンザをしっかり予防しましょう!

 

*「密閉」「密集」「密接」の3密を避けながら、できるだけ体を動かしましょう!

 

*発熱のある方は、受診前に連絡をお願いします。

        045(833)5855  くすのきクリニック

 


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